こんにちは、emet(@emetblog)です!
皆さんは、自分が伝えたいことをしっかり相手に伝えることができていますか?
もちろん、ただ伝えるだけではなく、伝わることが必要です。
今回は、『アマゾンで学んだ!伝え方はストーリーが9割』という本を参考に、アマゾンで実際に気をつけられている伝え方のルールを学んでいきましょう。
では、どういった本なのか見ていきましょう( ..)φ
ストーリーを感じさせる
Amazonでは、ストーリーを上手く感じさせるためにいくつかの特徴があるようです。
場面が具体的やポイントを絞る、時間を感じさせる話をするなど、改めて見ると当たり前のことですね。しかし、意外とこれらを意識して伝えることができている人・企業は少ないと思います。
Amazonでは、これらの特徴を社員に徹底させるために仕組み化しているようです。
「OLP(Our Leadership Principle)」という行動指針にあたるようなものが有名ですね。
また、『エアカスタマー』はとても面白い取り組みですね。
会議の場で一つ席を空けておいて、ここにはお客様が座ってると想定して進めていくものです。
お客様がどう感じるか常に想像しながら会議を進めることができるので、お客様ファーストのアイデアが湧いてくるのでしょう。
また、商品やサービスをお客様視点で考える役職も設けられているようですので、「伝わる」ということを非常に重視した企業だと思います。
こういったことを心掛けているからこそ、これだけの大きい企業に成長できたということでしょう。
ストーリー作り
上で学んだ伝わる特徴をまとめると、「ストーリー」が大切という風にまとめることができます。
この本のタイトルも『伝え方はストーリーが9割』ですからね。
さて、ストーリーをどのように作っていくかですが、ポイントは大きく分けると「量より質」「興味をもってもらえる表現」の2つになります。
「量より質」は色々なことに言えますが、ここでは「伝えるべき対象(ペルソナ)」「伝えるべきこと(メッセージ)」についてということです。
メーカーによくありがちですが、より広い人に知ってほしいからという理由でペルソナを広く取ってしまうorペルソナを考えない、という企業が多いと思います。
これでは、どの人にもしっかり価値が伝わりません。しっかり伝えたい人は絞るべきです。
そして、絞ったペルソナに対して、伝えるべきポイントだけ伝えるのです。
これは、マーケティング戦略においての基本ですね。
Amazonでは、個人に対しても興味を持ってもらえるように、「○○の鬼」や「○○マスター」のような肩書も持っているようです。面白いですよね。
コミュニケーションのポイント
伝える時のコミュニケーションのポイントですが、上で紹介したことと同じことではありますが、
- 伝えたいことだけ伝えるのはダメ
- 自分事できない話はしない
- 不特定多数をターゲットにしない
ということに注意が必要です。
また、取引先に対しては、自分たちの目指しているありたい姿を共有し、そこに共感してもらえる取引先と仕事をするほうが良いとされているようです。
確かに最近では、多くの企業がMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を設定したりしてるのは、こういうことを意識してかもしれませんね。
ストーリーを作って、それを強みに
次は、ストーリーを考える順番についてです。
企業は「理念→人→商品・サービス→設備→環境・立地」、人は「価値権→人間関係→趣味→持ち物→環境」という流れにすることで、ストーリーを感じやすくなるみたいです。
そして、最後に「だから私(弊社)は○○です。」という結論を持ってくるというわけですね。
「伝わるスピーチ」とは?
伝える時にスピーチ、プレゼンテーションを行うことがあると思います。
そういった時に伝わるスピーチ、プレゼンの特徴などはあるのでしょうか?
今回参考にした本から4つ紹介します。
- 人任せにしない :構成を練る段階から自分で考える
→確かに他の人が作った資料は、どういう意図があるのかコンセプトがあるのかわからない。 - 専門用語を使わない:英3文字やカタカナに注意する
→私もコンサルとして働いている中で、よくクライアントから質問されてしまう。 - 練習をする :動画で録りながら実際にやってみる。
→実際にやってみると気付かなかった問題点が見つかることがある。ロープレはしておくべき。 - 難しい質問の対策 :あらかじめどんな質問がくるか想定しておく
→質問された時に答えられないと、信頼の低下に繋がる可能性がある。
以上の4つを気をつけておくだけで、全然違うと思います。
よくよく考えてみると当たり前のことではありますよね。
まとめ
・ストーリーを感じさせる特徴は8つある(例え話をする、時間を感じさせる等)
・「量より質」が大切で、伝えたい対象、伝えるべき価値は絞る
・ストーリーを考える順番を意識することで、よりストーリー性が伝わりやすくなる
・「伝わるスピーチ」は、人任せにしない、専門用語を使わない、練習する、質問対策する
以上、ストーリーを感じさせる伝え方について紹介しました。
どれも実際にAmazonで気をつけられている「伝え方のルール」です。
なぜ人はAmazonに興味をひかれるのか普段意識することはないと思います。しかし、こういったことの積み重ねが、我々の無意識を刺激しているのかもしれません。
Amazonだけでなく、多くの成長している企業はこれらを意識しているようです。
しかし一方で、日本の多くの企業が出来ていないのも事実。
私もコンサルタントとして、「伝える」ということを意識して仕事をしているので実感があります。
今回学んだことを意識して、しっかり「伝わる」伝え方をできるようになるといいですね。
一緒に頑張りましょう!
参考にした本には、その他の考え方も含めてより詳しく書かれているので、ぜひ読んでみてくださいね。
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